免疫細胞培養

培養細胞の細胞表現型検査

弊社では、表1で記載の免疫細胞が培養可能です。これだけの種類の免疫細胞が培養できる施設は国内では弊社だけです。 弊社では、毎秒数万粒子をリアルタイムに分析することができるフローサイトメーターによる「細胞表現型検査」を行ない、目的の細胞が確実に増殖しているかどうかを確認しています。

<表1>
リンパ球キラーT細胞樹状細胞やマクロファージからがんの情報(抗原)を教えてもらい増殖します。ヘルパーT細胞からの指示でがんを攻撃します。
ヘルパーT細胞樹状細胞やマクロファージからがんの情報(抗原)を教えてもらい、キラーT細胞に攻撃の指令を出します。
γ δ T細胞α β T細胞とは違うがんの情報に反応するT細胞です。数種類の細胞を投与することにより、腫瘍細胞を見逃しません。
ナイーブT細胞若いT細胞の為、寿命が長く、他のT細胞に進化する細胞です。高いがんに対する攻撃力が期待されています。
NKT細胞NK細胞とT細胞の両方の性質を持つ細胞で、末梢血中のT細胞のわずか0.1%程度しかない希少な細胞です。
NK細胞抗原提示がされていなくても体の中を幅広く行動し、腫瘍細胞やウイルス、細菌を攻撃することができる細胞です。
単球樹状細胞NK細胞では見つからないように姿を変えて潜んでいるがん細胞を発見し、T細胞系にがんの情報を教える細胞です。
図1の赤い円内はリンパ球群になります。図2は 図1の赤い円内をピックアップ計測したものです。色が青から緑、黄、赤になるほどに細胞が密集していることを表しています。図2の4区画のうち右上の区画は、染色した細胞のうちCD3とCD4の色素に反応した細胞の集団です。CD3とCD4に反応するリンパ球はヘルパーT細胞なので、このリンパ球群の中に24.49%ヘルパーT細胞が存在していると判断できます。この様に細胞表現型検査を行うことにより培養で増殖しやすい細胞が解るので、今後の培養の参考にします。

また、フローサイトメーターを用いることで、リンパ球の活性を計測することができます。培養前と培養後の細胞活性を計測し、どの程度細胞が活性しているかを比較しています。弊社では、目的の細胞が確実に「増殖」「活性」しているかをチェックし、精度の高い細胞培養データをご報告しています(こちら参照)。

リンパ球群計測値

培養細胞の顕微鏡による撮影

弊社では、培養過程を撮影して培養スタッフ全員が細胞の状態を把握できるシステムで運営しています。また、撮影した顕微鏡写真は長期間保管し、次回の培養データとして活用し培養スケジュールを検討します。

培養過程

培養前後の比較写真(図3・図4)です。細胞が増殖すると細胞の集合体ができ、培地の色が赤から黄に変化していきます。培養経過を常に観察し、サンプルごとに最適な培養をしていきます。こうした顕微鏡写真も添付してご報告いたします。

培養前後の比較写真(図3、図4)で